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分譲地の「道路族」トラブルを避けるには│購入前に危険な土地を見抜く5つのチェックリスト

分譲地の「道路族」トラブルを避けるには│購入前に危険な土地を見抜く5つのチェックリスト

分譲地で多発する「道路族」トラブル

せっかくのマイホーム生活を台無しにしないためには、土地を契約する前のチェックが重要です。

本記事では、建築の専門家が「購入前に危険な土地を見抜く5つのチェックリスト」と、物理的にトラブルを避けるための「区画選びの鉄則」を分かりやすく解説します。

ペン太

分譲地は同世代の家族が多くて道路幅も広い!静かそうだし、ここなら快適な暮らしを送れそう!

待つのじゃペン太。「同世代が多くて静か」という環境、場合によっては『道路族』トラブルを抱える可能性がある点に注意せねばならん!

ペン太

どういうことですか!?子どもたちも同世代の友達もできそうなのに…。詳しく教えてください!

目次

そもそも「道路族」とは?分譲地がトラブルの温床になる理由

そもそも「道路族」とは?分譲地がトラブルの温床になる理由
  • 道路族の一般的な定義:道路を私物化し、遊び場、溜まり場として利用する人々
  • 主な迷惑行為:ボール遊び、キックボード、BBQ、ビニールプール、長時間の大声での井戸端会議など
  • 発生しやすい場所:新規分譲地、特に袋小路のような通過交通の少ない道路

道路族とは、公道である道路を、自宅の庭の延長のように扱って遊んだり、騒いだりする人を指します。

「子どもが遊ぶのは当たり前」「お互い様だから仕方ない」こうした意識を持ち、悪気のないケースも少なくありません。

一方で子どものいない世帯や静かに暮らしたい世帯にとっては、連日の騒音やボールが車に当たるリスクなど、生活の平穏を脅かすストレス源となる可能性を有しています。

道路族が原因となって生じるトラブルは、「入居時期や家族構成が似通っていること」が主な要因です。

同世代の子どもが多いと「みんなやっている」という集団心理が働きやすく、また一度道路で遊ぶ習慣ができると「お互いに注意しづらい環境」ができあがってしまいます。

特に、住民以外の車が通らない「袋小路」のような場所は格好の遊び場になりやすく、土地選びの際は注意が必要です。

契約前に「道路族予備軍」を見抜く5つのチェックリスト

契約前に「道路族予備軍」を見抜く5つのチェックリスト

道路族のトラブルを避けるためには、ハウスメーカーや不動産会社の勧めを受け入れるだけでなく、現地のリアルな状況を確認することが重要です。

具体的には、次の5つのチェックポイントを意識してみましょう。

【道路族予備軍を見抜く5つのチェックリスト】

  • 道路に「遊びの跡」があるか
  • 玄関まわりに「私物」があるか
  • 区画や構造上「溜まりやすいか」どうか
  • 居住する住民の「属性」はどうか
  • 時間帯別の「リアルな姿」はどうか

道路に「遊びの跡」があるか

日常的に遊びの場として利用されている場合、道路に「遊びの跡」が残されている場合があります。

  • ボールなど遊び道具が道路に放置されている
  • チョークで道路に落書きがされている
  • 不自然に土や落ち葉が集まっている場所がある
  • 壁にボールを当てた跡が残っている

こうした「跡」がある場合、日常的に道路が遊び場として利用されている可能性があります。

玄関まわりに「私物」があるか

玄関先や駐車場の使い方も、道路族の有無を判断する要素となります。

  • ボールやバットが駐車場にある
  • キックボードやブレイブボードが道路のすぐそばにある
  • BBQコンロが駐車場に置かれている
  • アウトドアチェアが開いた状態で置かれている

このように、すぐに遊べる体制があるのか確認してみましょう。

子どもの遊びに加えて、バーベキューや酒盛りなど、大人が騒音源となるケースもあります。

区画や構造上「溜まりやすいか」どうか

契約前に「道路族予備軍」を見抜く方法:区画や構造上「溜まりやすいか」どうか

土地の形状そのものが、道路族を誘発しやすい構造になっていないか、といった点にも注意しましょう。

特に、袋小路(行き止まりとなっている道路)の奥の区画は通過交通がないことから「自分たちだけの空間」と認識されやすく、溜まり場となる要因となります。

ただし、通過交通がなく静かな空間ですので、道路族がいなければ静かに暮らせる環境であることも確かです。

居住する住民の「属性」はどうか

分譲地や袋小路の土地を検討している場合、居住しているの家族の属性を推測することも重要です。

  • 駐車場にミニバンが多い
  • 子ども用の自転車が複数並んでいる

こうしたお住まいは同世代の子どもが多く、集団心理が働いて道路遊びが状態化しやすい傾向にあります。

  • 玄関先に物が乱雑に放置されている
  • 改造済みの車やバイクがある

また、こうしたお住まいは居住者のモラルが低いケースもあり、騒音の原因となる可能性が高いことが想定されます。

検討中の土地の周囲に住んでいる方がご自身、ご家族の属性と合うのか確認することが重要です。

時間帯別の「リアルな姿」はどうか

土地を決める際は、時間帯別のリアルな姿を確認することも大切です。

  • 平日の夕方(16~18時頃):学校から帰った子ども達が集まる時間帯
  • 休日の昼間(10~12時、14~17時頃):子どもが集まる、または親も含めたBBQなどが開かれやすい時間帯
  • 土曜日の夕方以降:休日夜間の環境(夜のBBQなど)を確認できる時間帯

ハウスメーカーや不動産屋の案内がない時間帯こそ、「普段の姿」が見えてきます。

訪問した際に住人がいる場合は、「新築を検討しているのですが、環境はどうでしょうか」と率直に聞いてみることもおすすめです。

もし分譲地を買うなら?トラブルを避ける「区画選び」の鉄則

もし分譲地を買うなら?トラブルを避ける「区画選び」の鉄則

道路族に起因するトラブルは「住民のモラル」が主な原因ですが、実は「土地の選び方」次第で発生を防ぐことも可能です。

具体的に、どのように対策を取ればよいのか、「土地選びの鉄則」をご紹介します。

  • 道路構造と配置の鉄則
  • 土地の広さと形状の鉄則
  • 周辺環境・共有部の鉄則

道路構造と配置の鉄則

最も効果的な対策は「通り抜けできる道路」に面した区画を選ぶことです。

住民以外の車も通過する道路であれば「ここは車が通る場所」という認識が強まり、心理的に遊び場にしづらくなります。

多少の交通量がある道路沿いや分譲地の入口の方が、通過交通による騒音は出るものの、子どもの遊ぶ声やBBQによる騒音のリスクは減らせます。

土地の広さと形状の鉄則

外構で騒音対策を図ることのできる、十分な広さの土地を選ぶことも大切です。

敷地の境界が曖昧な場合、子どもが勝手に敷地に入り込んだり、ボールが庭に飛び込んでくるといったトラブルを避けられません。

フェンスや門扉を設置できる「クローズド外構」を設定できる広さや形状の土地を選びましょう。

建物本体に加えて、駐車場部分にもガレージや開閉式の門扉を設置できるよう、土地選びの段階で外構計画を立てることも重要です。

周辺環境・共有部の鉄則

分譲地内の共有物の有無、配置にも注意が必要です。

近隣に公園がなければ、消去法で道路が遊び場として選ばれてしまいます。

ただし、公園の真横の区画は、公園で遊ぶ子どもの騒音や砂埃に悩まされる恐れがありますので、適度な距離感の区画を選ぶことがおすすめです。

なお、区画内に公民館がある場合も、真横の土地は子どもの習い事の際の駐車、町内会の集まりがある際の喫煙といった点に悩まされる可能性にも注意が必要です。

それでも遭遇してしまったら?ハムじい流の対処法

道路族に直面した場合の対処法

注意をしながら土地を選んだ場合でも、道路族に起因するトラブルに巻き込まれる場合はあります。

土地を選んだ後に道路族の存在が明らかになった場合の対処法も確認しておきましょう。

限度を超えた騒音やプライバシーの侵害は我慢しない

まず大前提として「ご近所だから」「子どものことだから」と我慢することはNGです。

騒音やプライバシーの侵害といった問題は長期間さらされ続けることで心の病気を引き起こす可能性もあります。

受忍限度を超えた連日の騒音や敷地への不法侵入は迷惑行為で、場合によっては犯罪として取り扱われることも。
適切な対応を取って、我慢や泣き寝入りはする必要がないと認識しましょう。

クローズド外構、防音サッシなど「物理的な防御」を固める

隣人同士で波風を立たせたくない場合は、自宅の環境を変えることが手っ取り早い手段です。
特に土地購入や設計の段階で道路族がいる可能性が判明した場合、取れる対策は多くなります。

  • トリプルガラス、防音ガラスなどサッシの性能を高める
  • 遮音性能の高い断熱材を利用する
  • リビング、寝室、子ども室など静粛性が必要な部屋と道路の間に玄関やクローゼットを設ける
  • ブロック積みなど音や視線を遮ることのできる外構を導入する

こうした対策は費用が嵩みがちですが、新居の完成から長期間高い効果を発揮しますので、費用対効果の高い対策といえます。

防犯カメラの設置で「見ている」アピールをする

防犯カメラの設置は、「見ている」ことのアピールによる抑止力として働くほか、万が一の際の証拠保存にもなります。

カメラが向いているという事実だけで「見られている」「記録されている」という心理的な圧力がかかり、盟約行為を止められる可能性があります。

また、車や家に実際に被害を受けた場合、損害賠償を請求するための有力な証拠にもなり得ます。

警察や学校など「第三者」を介入させる

よほど関係ができていなければ、騒音やプライバシーの問題を当事者間で解決することは困難です。
根本的に問題を解決したい場合は、第三者を頼ることがおすすめです。

道路での危険な遊びや長時間の騒音は「#9110(警察相談専用電話)」に相談することのほか、具体的に危険がある場合は通報も検討しましょう。
警察からの注意は、道路族に対して周囲の目を注目させる要素にもなり、改善につながる可能性もあります。

参考:警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ

子どもの名前や自宅が分かっている場合は、学校に連絡することも手段のひとつです。

どちらの方法も匿名で相談することが可能ですので、隣人トラブルを避けつつ道路族問題を解決したい場合に検討したい方法です。

まとめ

ハムじい

ハムじい「静かな分譲地も、必ずしも「住民のモラルの高さ」とは一致しないもじゃ。人を信じることも大切じゃが、や土地選びや外構、家の仕様によって最大限対策を練ることも大切じゃ!」

ペン太

ペン太「検討していた袋小路の土地、休みの日に見に行ったら道路でバーベキューを楽しんでました…。即決せずに相談して正解でした…。」

ハムじい

ハムじい「静かで安全といったメリットがあることは確かじゃからのう。土地選びは慎重に、相談できるハウスメーカーや工務店を先に探すこともおすすめじゃ!」

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